2012年06月08日
6.8(金)薄曇り:『法然~イエスの面影をしのばせる 人~』

『法然〜イエスの面影をしのばせる人』
井上洋治著 (2001年、筑摩書房発行)
を読んでます。
著者の井上洋治さんは遠藤周作さんたちとフランスに渡って、カルメル会修道院に入っていた方(カトリックの司祭)。
でも、「西欧キリスト教が、どんなにすばらしい神学大系にいろどられていようとも、どうも着心地の悪いだぶだぶの服のような気がして仕方がなかった」という思いから、日本人の心情でイエスの福音をとらえなおすことに取り組んでいきました。
その中で、法然の言葉、「富も学識もなく、戒を守りぬく強い意志を持てない、そういう凡夫が救われることこそが真の救いの道だ」に出会い、そこにイエスの面影を見たのでした。
まだ途中までしか読んでませんが、基本的に浄土宗である私は、より納得できるイエス像を提示してもらえましたし、浄土宗についても、もっと知りたくなりました。
写真は、龍門淵公園に隣接したカヌーの競技用コースです。あやめ祭りのプレイベントのカヌー大会の練習をしているんじゃないかと思われます。
Posted by モリアオ41 at
23:08
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