2010年09月26日
今日一日マザー・テレサと過ごしました

場所は穂高の虹の村診療所(心療内科・精神科)のデイケアルームで、「マザーは安曇野に何を期待したか?」と題して、千葉監督夫妻が出会ったマザーテレサのお話を伺いました。
もともとは、虹の村診療所の前身とも言える意識教育研究所の波場丈嗣先生を千葉監督夫妻が見舞いにいらっしゃるだけだったのを、せっかくマザーテレサに深く関わった方なのだから、そんな方の話は多くの皆さんと分かち合いたい、という波場先生や小林正信Dr(虹の村診療所所長)の希望で、講演会を催す事となりました。
幸運にも私は、監督サン達をお迎えして、講演前の安曇野観光をご一緒させてもらえました。
喜寿を迎える監督は、黒澤映画に影響を受けたとおっしゃるので、映画「夢」のロケ地となった大王わさび農場の水車小屋に行きました。とても喜んでもらえました(写真はロケ地)。
奥さんとも、とても仲良く話が弾み、お友達になりたいなぁと思いました。いえ、なりたい、というより、一生の間にそう何人と会えない、稀にしか会わずとも友人であり続けることが出来る友人になるかも知れないなぁと思い、かつ、そうなるよう祈らずにはいられませんでした。
さて、講演会の内容ですが、とても良かったです。
マザーテレサの映画を撮るまでの、苦労の数々…物事が予定通りいかないなどのインド的苦労と視聴率が取れないものには手を出してくれないテレビ局などの日本的苦労。
しかし、苦労の末に会えたマザーテレサと彼女のもとに集うシスターやブラザーの姿は本当に素晴らしいものでした。
特に「命」の大切さを説くために来日した話が印象的でした(70年代、日本が年間70万件の中絶をしていた頃に来日し、中絶は命を軽んじる行為であると語ってたそうです)。
他にもたくさんの感銘を受けましたが、最後に感じたのは千葉監督夫妻の魂の高さでした。マザーテレサに魅力を感じた千葉監督夫妻は、マザーテレサの魂の高さを感じられるだけの魂をお持ちだったからなんだろうなぁきっと、と思いました。
もうすぐ、千葉監督の映画「マザーテレサと生きて」に字幕や音声ガイドがついて、バリアフリー映画となるそうです。より多くの皆さんに映画が愛されるよう、お祈りします。
Posted by モリアオ41 at
22:44
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