2012年03月06日

3.6(火)晴れ:『おばちゃまはアルペン・スパイ』

午前は半日のフリータイムを決め込んで、ごろごろ寝床で読書しました。

『おばちゃまはアルペン・スパイ』 ~ミセス・ポリファックス・シリーズ~
ドロシー・ギルマン著、柳沢由実子訳、集英社文庫

3時間余りかかって読了。あ〜、すっきり(*^_^*)
水戸黄門なみの安心勧善懲悪パターン。しかし!主人公の女スパイが「おばちゃま」である所が素晴らしいです!
ひょんなことからCIAのスパイとなったミセス・ポリファックス。子どもは独立して、夫にも死に別れ、空の巣症候群だった彼女が、がぜん、生き生きと生き始めます。
CIAの後ろ盾があるとはいえ、武器の扱いに長けているわけでもなく、ましてや色気を使うこともなく、知恵と勇気と社交術で、スパイ任務をこなしていく姿は、痛快です。
どんな恋愛小説を読んでも、私はあんまりドキドキできませんし(実生活で十分なのかも)、いくらドキドキできるものでも、最後が悲惨なハードボイルドではこの爽快感を感じられません。
ミセス・ポリファックス・シリーズは、私にぴったりのスパイ小説です。

写真は、今日の黄昏時の押野崎三川合流点です。


Posted by モリアオ41 at 22:41│Comments(0)
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