2011年12月12日

12/12(月)晴れ:たつみや章(しょう)著「夜の神話」

今回の鬱(うつ)対策の一つに「読書で引きこもり」も使ってます。
鬱がひどい時は週刊誌しか読めません。ちょっと元気になったら小学校低学年向けのものが読めるようになり、今は少し回復基調なので、児童書の小学校上級以上のを楽しんで読めるようになりました。

*「夜の神話」
    たつみや章(しょう)著、かなり泰三(たいぞう)絵
たつみやさんは「じっぽ」というカッパの出てくる本で知った作家です。
この「夜の神話」にも人間ではない登場人物(?)が大活躍します。
自己チューな競争人間に育ちそうだった主人公が土地神たちとの交わりの中で変わってゆく様を縦糸に、彼の父親の職場である原子力発電所の事故がからんでクライマックスに運んでいきます。
1993年の作品とは思えない、時代を予見した内容です。2002年には第11刷となっているので、多くの人に愛されている作品なのでしょう。
福島第一原子力発電所が大変な状態の今、さらに多くの方々にこの本を読んでもらいたいなあと思いました。

写真は今朝の明科廃線敷きウォーキングの様子です。



Posted by モリアオ41 at 23:42│Comments(0)
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